そろそろ来年度の役員選出の時期ですね
こんにちは、reptaです。
数多くの台風が通り過ぎ、雨の多い夏を超えたとおもったら、もう10月ですね。
そろそろ皆さんのPTAでも『来年度の役員選出』がはじまった頃かと思います。この時期、ほとんど更新しない私のブログでも、閲覧数が上がるんです。皆さんの気になる点なのですよね。
さて、今回はそんな委員・役員選出のことを、今までを振り返りつつ書いてみようと思います。
ちなみに、以前選出委員会(次年度の本部役員を選出する委員会)に携わったこともあります。その時の記録は次をご参考に。
役員選出の方法はPTAによって、さまざまです
役員選出の方法は、PTAによって違っていて、本当にいろいろな形があります。
それ以前に、PTAのかたちも本当にさまざまで、いろいろな形があって、全く違うということが数年間の情報交換でわかりました。「うち(のPTA)はこうなんですよ!」といわれても、すぐに相手のPTAの状況が把握することはむずかしく、アドバイスなどできず、「うんうん」「えー!!」と返すのがやっとなんてことも。
そして、PTAの会員である保護者の皆さんが秋口から気になるのが、来年度の本部(執行部、運営本部など)の役員選びではないでしょうか。
ネット上でもまず『PTA』を調べたときまず上がってくるのが「PTAの役員に選ばれました…」のような質問かと。
選出委員会は…
PTAによっては、選出(選考)委員会がなく、本部の活動として行われていたり、本部付きの係活動として行われているなど、いろいろな形があると思います。
また、次年度の本部役員と各委員会の委員や委員会の委員長・副委員長など三役も一緒に選出してしまうなど、選び方もいろいろかと思います。
1.選出委員会って何をするの?
選出委員会の活動は『次年度の本部役員を選出する』です。
選出委員会としてはどの時期に何をするのか、本部役員や引き継ぎ資料、前年度までの活動記録などを確認して、活動しているかと思います。
それは、PTAごとの決まり事、慣例があるので、まずそちらを確認をしてくださいね。
2.選出に関するながれは?
うち(子どもたちの通う小学校PTA)の場合
(1)本部役員選出に関するアンケート(立候補の有無、選出方法の確認など)
↓
(2)本部役員の活動案内、役員立候補・推薦用紙の配布
↓
(3)役員立候補・推薦用紙の回収、集計
↓
(4)立候補者・推薦された方への連絡、意思確認
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(5)立候補者・推薦されて受けるか考えている方の本部役員会見学、相談会
↓
(6)立候補者・推薦された方の意思確認
↓
(7)次年度本部役員候補者の決定
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(8)次年度総会にて、本部役員候補者の承認
↓
(9)本部役員の決定
(1)はその年によって、やったりやらなかったり。選出の方法は変わりないので、特に先に意見を確認するかは、委員会におまかせです。(8)、(9)は次年度になってからなので、実質選出委員会としての活動は7)まででした。
それから、役員候補者の人数が規定に満たなければ、再度(2)の立候補・推薦用紙の配布から再度行う年もあります。
PTAによっては、推薦はなく立候補者のみで決定するところや、推薦書などで推薦者を挙げるところや、各学年(クラス)から推薦者を出すところや、候補が挙がってから互選会など、本当にさまざまです。
3.できることから
1)会則・規程を読む
PTAとして会則や規程が、入学時や年度始めなどに配布されているかと思います。もし、配布がなければ本部役員さんなどに確認してみてください。
まず、それを読んで、ご自分の所属するPTAでは『どのような方法で役員・委員を選出する』と謳っているか確認をしてください。
もしかすると、細かい選出方法は会則にはなく『会長○人、副会長○人…を所定の時期に選出する』となっているだけかもしれません。また、選出方法が別途細則などに規定されているかもしれません。
要は、『選出する旨は決まっているけれど、選出する方法は規定されていない』ことが多いということです。
会則や規程を読むことで、何をしなければならないか、委員会で決めていいのは何かの確認ができると思います。
2)選出委員の成り手がいないを考える
うちで、選出委員が決まりにくい理由は、
- 推薦された方に直接連絡をしなくてはいけない
- 推薦された方と連絡がつけられない(電話に出てもらえないなど)
- 本部役員の経験もないのに、役員が何をやるのか説明しなくてはならない
など、『よくわかんないのにお願いをしなければいけないこと』でした。
そして、
- 推薦された方に困られる、怒られる
- 「あなたはやったの?」などと攻められる
など、委員になったので連絡したのに、怒られるんじゃないかってことで。
そこで、選出委員だったときは、電話連絡は最終段階としました。
推薦を受けて連絡される方もいきなり電話がきて「推薦されました」と言われても、受けるに受けられないですよね。
まずは手紙で「今回の選考で、貴方が推薦されました。○○の役職をお願いできませんか」と相談することから始めようと。
手紙に希望や連絡先を記載して返信してもらってから、脈のある方などに電話なりで相談としました。これで、保護者の連絡先を学校等に聞き出す必要もなくなりました。
3)できる限り、具体的に活動を知らせる
集まる時間、活動にかかる時間、大変だと思う点などはなるべく具体的にしらせたほうがいいと思います。
そんなことしたら、成り手がなくなる…という意見もあると思いますが、内情を知って個人で調整をしてもらい「それならできるかな」と思ってもらうのが、まず第一だと思います。
活動の日に子どもが熱を出したら→必要事項を連絡して、その日はお休み
など、困ったときの対処法も知らせておくといいかもしれません。
うちでは、実際の活動状況、役ごとの活動内容、大変な点、メリットと思われる点などをまとめて、『本部役員の活動紹介』として『立候補・推薦用紙』と一緒に配布しています。
4)最後に、再確認
選出委員で厳しいと思うのは、規程の人数がすぐに決まらないこと、でしょうか。
でも『委員や本部役員になることは任意で、強制があってはいけません』は、もう一度確認したいところです。
推薦に対して「できません」と言う人からも「○○なので、できません」などの理由は不要だと思います。その理由を聞いたとしても、その理由を取り除くことができるとは限りませんし、基本個人的な理由だと思います。「またの機会にお願いします」でいいと思います。
「そんな、きれいごと言ってたら決まりません」と、言われるかもしれません。本部に決められたことなのでやらないわけにいきませんと言う方もいらっしゃるでしょう。
でも、嫌なこととわかっていて続けなければいけないような活動は減らすか変えるか、1つでも1人でもやっていかないと、減らないですよ。
そこで、会則に何が書いてあるのか確認しておく必要があったのです。必要なこと、やらなければならないことを整理し、必要以外の慣例で、疑問の残るものは排除していく方向でいきませんか。
何年かに1度「今年ならできるかも」と数人の人に考えてもらえる活動にしていくことが必要で、選出委員はPTA本部の活動のPRをして、輪を広げるのが活動だと思います。
選出委員会から連絡があったら
娘が1年生だった頃、読み聞かせのボランティアをやっていたためか、私も突然「PTAの本部役員に推薦がありました」と電話をいただいたことがあります。選出委員さんにお断りしました(その後本部役員さんからも連絡をいただいたり…)。結局、その翌年は本部役員はお断りし、選出委員に手を上げさせてもらいました。
時期的には想定していても、突然の連絡はびっくりしますよね。落ち着いて対応できる人の方が少ないと想像します。
1)話をする
まず、どんな状況なのか話を聞いてもらえると、選出委員も安心していろいろ話をすることができます。同じ保護者同士、お互い肩肘張っても…です。
活動案内や紹介などが先にあればいいのですが、なければ、疑問はすべて聞きましょう。選出委員さんがその場で答えられないこともあるので、必要なら本部役員さんに確認してもらうか、直接話せるようにつないでもらいましょう。
2)できるか考える
PTAによって異なることですが「お子さんに対して1年」「できるところで協力してください」となっているのが、ほとんどではないかと思います(PTAによっては、保護者が少ないので、毎年何らかの役をやらねば…というところもあると理解はしてます)。
いずれどこかでやろうと思っている方は、お子さんの学年、ご自分や家族の状況などを踏まえて「来年やれるかな」を考えてみるのもいいかと思います。
もちろん、義務ではありません。無理もいけません。だからこそ、自分で選択をしましょうということです。1年後のことだけでなく、何年間の中でいずれ受ける気持ちがあるのならば、自分ができるタイミングでやる方が準備ができるのでは?
3)本部の活動で得られたこと
お誘いの文句として「いろいろな学年の保護者さんとお友だちになれますよ」や「やってみたら、楽しかったですよ」ってのがあると思うんですが、あれは『副産物』と思ってます、正直。おまけとしてついてくることもあればないこともあり、そこを目的に活動することや売り文句にするのは、個人差もありむずかしいと思ってます。
もちろん、中学校や高校の様子など保護者との関係で得られた情報などもあります。ただ、それは結果的に得られたことで、主目的ではないかと思います。
個人的に数年間のPTA活動で得られたことは、
学校に対する安心感
校長先生、副校長先生を始め、他の先生方と話す機会は確かに多くなります。先生としての話から社会人としての話まで、話すことで学校の事情や先生たちの思いなどに触れることが多くなります。どんな人柄なのか、どんな様子で子どもたちに接してくれているのか、学校で何が起こっているのかは、他の保護者さんよりわかりやすくなることがあります。そのことで、学校に対して『わからないことの怖さ』はなくなったように思います。
子どもの安心感
学校という慣れない環境で緊張しているうちの子どもたちが「お父ちゃんがいる」「お母ちゃんがいる」ことで安心するんだということを、まず感じました。
他の子も、学校の先生・職員さん以外の大人がいる、小さいとき・幼稚園/保育園のとき・地域でよく見た顔があるということで、落ち着いてくれるということも感じました。
高学年になるにつれ、ウザがられることもありますが、やっぱり『見ていてくれる人』に対する安心感は得られていると感じます。
地域とのつながり(子どもに対する安心を増やす)
子どもたちが大きくなるにつれ、行動範囲は広がり、家族だけでは見守り切れないことの方が多くなります。子どもたちも地域にいろいろな人がいて、自分とどんな関わりをしているのか、いろいろな活動から学んでいきます。学校でも『むかしあそび』や『こどもの頃のお話をきく』などで、地域の人と触れ合っています。
そんな中で、大人がどんなところで見守ってくれているのかがわかれば、安心して行動範囲を広げていけていると思います。
人は独りでは云々…は別にして、私たち(親)の学校・地域での活動を子どもたちが見ていて、安心を得ているというのはいえることだと思います。
まとめ
ネット上には、『やらされるPTA』の実状が多く上がってきますが、本当にそうなのでしょうか。まずは、自分のお子さんが通う学校のPTAを知ることからはじめませんか。
よくよく聞いてみれば、一生懸命になるあまりガチガチになって活動をしているところ、活動が多くやることに精一杯なところ…いろいろな形のPTAがあるかもしれません。身近な人の間のうわさ話で恐れていないでまずは、自分の関わるPTAがどんな活動をしているのか、知ろうとしてみませんか。
知ってみれば、子どもたちの安心・安全・笑顔につながる活動を、やっているPTAがほとんどではないかと思ってます。
ひとりひとりが本当に無理せずできることをことやることで、『できることをできる人ができるときに』につなげていきましょう。
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