『PTAをけっこうラクにたのしくする本』まとめ
こんにちは、reptaです。
PTA関連の本は限られますね。
- PTAに関わったらこんなだった
- PTA行事でのスピーチ方法
- PTAおしらせ資料作成方法
- PTA広報誌作成方法
といったところでしょうか。
委員、役員になって困ったという方が多いのでしょうね。スピーチやおしらせの作成方法の需要は多いようです。
でも、「こういう問題をこうやって対処しました」という実用書は本当に少ない。近隣の図書館に1冊年代物のPTA関連本があるんですが、まだパソコンが導入され始めた頃の本で、確かに実用書ですが紙の色が変わっているくらい古い…。それくらいない。
『PTAをけっこうラクにたのしくする本』読みました
PTAの組織や活動内容は個々のPTAで違いがあります。この本の帯にもありますが「よそのPTAでは、これってどうやっているの?」というのは携わる方の疑問かと。
そう、楽に、たのしくやっているPTAがあるなら「どうやってやっているか知りたい」というのが正直なところ。そういった需要に答えてくれている本だと思います。
いろいろな学校PTA、いろいろな方法
よくあるPTA本と違う点は、いろいろな学校のPTAに携わっている会長さんや元会長さん、役員経験者の方に話を聞いて構成されているところ。
ある学校のPTAの紹介、「こうやったらうまくいったよ」ということにとどまっていないのです。
今PTAに携わっている委員・役員、PTAに属している会員にとって気になる“委員・役員決め”、“委員会”がどうやったらうまく回るか。皆で協力して楽にやっていくにはどうしたらいいかなど、ヒントが散らばっています。
PTAだから、先生の視点からも
先生はPTAをどのように考えているのか、実際会員として活動している保護者をどう思っているのかという視点からも語られています。
加入問題へもアプローチ
PTAが現状自動加入(強制加入)である点も触れられています。
実施された2校の会長さんの話と憲法学者木村草太さんの話がのせられています。
ここにヒントがあります
私は何かをするとき、本をたよりにします。最近はネットも見ますが。
でも、PTAに関しての本は少なかった。
この本は、そんな所にちょうどいい本でした。
委員・役員決め、活動の見直し、会計に関してのいろいろなど、ヒントがたくさんありました。
ただ、どんな実用書もそうだと思うのですが、そこに書いてあるのは“ヒント”なのです。
“こうすれば、絶対うまくいく”ではなく、“こんな方法もありますよ”です。
会員数・規模、役員会・委員会・人数、会費、活動…はまったく異なっているのがPTA。この本の中に出てくる会長さんたちのリードしているPTAもひとつひとつ違います。
実際は現在の問題を把握、改善策を考えて、いろいろな人に提案しないといけないかもしれません。もしかすると、提案して説得するのが最も大変かもしれない。
多分、説得が大変でも
自分が携わっているPTAでいろいろ活動するときのアイデア・ヒント・材料になると思いますよ。
PTA活動を考えてみよう
おはようございます、reptaです。
思いついたので、今日2つ目の記事をアップしてます。
PTAの本題、PTA活動を考えてみたいと思います。
PTA活動について
PTA活動の活動の種類
-
学校内での活動 講演会、親睦会(懇親会、茶話会)、校内清掃、ベルマーク収集、読み聞かせ、夏期ラジオ体操、プール清掃、夏期プール開放、バザー、中学校制服交換会…
- 校外安全活動 交差点見守り(旗ふり)、「子ども110番の家」活動、校区見回り・パトロール、交通安全看板管理…
- 広報活動 広報誌発行、PTA活動報告…
- 文化活動 スポーツ関連活動(バレーボールなど)、文化関連活動(コーラス、手芸など)…
- 学校のサポート 運動会、学芸会、周年行事、卒業対策、謝恩会…
- 対外団体のサポート 出張児童館、スポーツ大会、音楽会、展覧会、夏祭り、餅つき会…
思いつくまま、書いてみました。
これも学校によって異なるところですね。
活動を把握
現在行われているPTA活動の内容をご存知ですか?
- 委員会に携わらなければ、校外安全や広報活動はわからない
- 学校で行われている講演会、対外団体主催の行事などには参加したことがない
- 子どもから行事の様子は聞くけど、詳細はわからない
私も図書ボランティアや委員会活動をするまで、知らない(興味がない)こともありました。今もすべての行事内容が把握できているわけではありません。
活動や行事によっては「何でやってるのか?」というものもあるかと思います。
子どもたちに人気の行事、子どもたちの安全を守る活動など、外せない活動もあるかもしれません。
そういったことを考えるためにも、何が行われているかを各種案内や広報誌等で見てみるのも手だと思います。
その活動は必要?
うちのPTAも、上記の活動すべてやっているわけではありません(上記緑色が現在の活動)。
ベルマーク収集、ラジオ体操、バザーや制服交換会、校区パトロール、卒業対策、謝恩会は実施してません。
校内清掃(校庭)、プール清掃は学校が業者にお願いしています。
読み聞かせは、委員会活動でなく、独立のボランティアとして行っています。
対外団体や学校にある町会の活動は団体に所属していることもあって、サポートに人員を割くこともあります。
さて、そのPTA活動は長年行ってきている流れで実施されていませんか?
今の実状にあっているか、参加者数はどうか、会員・子どもたちに役立ったり望まれているか等の観点から、必要か考えてみることもできると思います。
「自分たちが苦労してやったから続けなくちゃだめ」「子どもたちのためにも必要」など会員や会員OB、役員OBから横槍もあるかもしれません。でも、PTAに今関わっている会員が見直す必要があると思います。
また、不要だけでなく、参加人数は少ないけど子どもたちが楽しみにしている行事などは削ることなく、必要と認めることもできますね。
数年計画で見直しできないか?
執行部役員の任期が規程されているPTAもあるかと思いますが、負担もあるため単年度というPTAが多いのではと思います。
そうすると活動の見直しを考えることはあっても、実施は難しいのが実状です。そのため、前年度やっていた行事をそのまま引き継ぎ実施するだけになることも仕方がないのかもしれません。
しかし、行事が多い、委員・会員の負担がかかる、会費が不足等の問題が少しでもあるならば、見直しも必要では?
執行部の独断では判断できませんから、会員へアンケートを実施したり、子どもたちに参加後の感想を聞いたりという活動も必要になるかもしれません。
1年で考えられないかもしれないので、今年はアンケート・見直し、来年に引き継いで行事の不実施・追加をするなど複数年計画もありだと思います。
PTA活動に参加する人の幅を広げる
活動の見直しができるできないにせよ、参加する人を増やせば一人一人の負担は減りますね。
うちも執行部役員で手分けして行っていた行事サポートが負担になっていたので、数年前から委員会に振り分けて行うようになりました。
委員に委員会活動に専念してもらうため、全会員から希望者を募ったり、行事サポーターとして登録制を取ったり、参加する人数を増やすことも今後考えていきたいと思ってます。
まとめ
うちのPTA、改めて考えるとPTA行事、独自活動は少ないなと。
学校の行事サポートは周年行事、講演会、運動会ぐらい(駐輪場整備、片付け)で、特にありません。
対外団体の行事サポート、参加が少々多いかな…というところですかね。
1年で見直しできない、決まっている方法を崩すのが面倒など、見直ししにくい背景もありますが、直接会員が参加し、負担にもなりやすい部分なので、見直しを考えて、すっきりすることもできると思いますよ。
追記
うちのPTA、文化部がありません。会員の生涯学習や親睦を深めるための活動、サークルがないのです。
Twitter で話していて、他校のPTAにはそういった活動もあるのですね。確かに子どもの頃親たちはいろいろやってました。
現在どのような形で残っているのか詳細はわかりませんが、上記に文化活動として追記しました。
PTA執行部活動をご紹介
こんにちは、reptaです。
総会の後、運動会、PTA会費の集金がありました。
昨年の選出委員会の時の方が集まる機会が多かったと反省(集合の声かけは自分…)してます。
さて、今回は執行部についてです。
PTAの執行部活動
執行部の名称とメンバーと役割
再度「PTAの組織、活動のやり方はその学校によって全く異なります」、これはあくまで、娘の小学校PTAの話。
執行部、本部、事務局等、その名称はいろいろあると思います。
要はPTA会長を中心としてPTA活動の進行を行っている役員の集合体です。
うちの場合は(うち…という表現がいやで「娘の学校のPTA」とこだわっていたのですが、長いのでこう呼びます)、
- 会長 PTA活動の代表。外部団体(小P連)との連携。総会、全委員会の召集、責任者。
- 副会長(2名) 会長の補佐。外部団体(青少年対策委員会)との連携。学校、各委員会との連絡。選出委員。
- 書記(2名) 会議案内、レジュメ、記録。関係書類の作成、取りまとめ。担当委員会との連絡。
- 会計(2名) 会費の管理、出納。備品管理。担当委員会との連絡。
- 放課後子ども教室担当(2名) 放課後子ども教室の企画、運営。担当委員会との連絡。
計9名です。そして、
- 会計監査(2名) 会計監査。会計の決算報告を監査するため、監査時のみ参加。執行部定例会議は不参加。
役割、人数も学校によってまちまちだと思います。会長は対外的な活動だけで、事務局からは報告を受けるだけとか。委員会にあわせて副会長が大人数とか。
現状、小さな会議室に収まる人数で、外も中も見渡せ、連絡が行き届くという点で、程よい人数かと思います。
執行部役員の決め方
年に1度、選出委員会の取りまとめで執行部役員立候補・推薦が行われ、会員から執行部9名と監査2名が選出されます。
翌年の総会で承認を受けてから、実際の活動にあたります。
選考の詳細は、昨年選出委員会の時にまとめた前記事『PTA選出委員』をご覧ください。
執行部の活動
学校と連携しながら、PTA活動の取りまとめをしています。具体的には、
- 各会議の進行 総会、全体委員会(学校+執行部+各委員会)の準備、実施、記録。
- 対外活動 小P連、青少年対策委員会の会議に出席(おおむね月1~2回)、報告。外部団体の行事に参加。
- 学校行事のサポート 各委員会への依頼、実行。
- 各委員会との連絡 クラス委員、広報、安全、選出の各委員会との連絡。
- 会費の管理 PTA会費の集金、管理、出納。
- 放課後子ども教室 放課後子ども教室の実施。
委員会との絡みは、前記事『委員会活動をご紹介』をご覧ください。
執行部の会議
PTAの活動状況を把握、調整を行うために、執行部定例会議を月1回1時間半~2時間程度行ってます。
内容は、
- 学校からの報告
- PTA全体の活動状況報告
- 各委員会からの報告(担当者)
- 放課後子ども教室からの報告
- 会計に関する報告
- PTA発行の文書、発行物に関する報告
- 外部団体からの報告(会長、副会長)
- PTAの今後の活動方針、方法などの話し合いなど
最初に報告を行い、個々の運営に関しての詳細確認は担当者同士が後で行う感じです。
総会が終わってからは、外部団体、各委員会からの報告だけでそれほど時間がかからないので、今後のPTAに関して話す時間も取れそうです。
総会、全体委員会等がある月は定例会の後に総会など、1日で済ませられるよう日程調整をしています。現状は平日の午後に実施してます。
連絡方法
総会や全体委員会の実施、PTAからのお知らせは、手紙や一斉メールで委員や会員に配布、配信してます。
会議以外の委員会からの報告、細かい打合せは携帯メール等、発行物の内容確認はPCメールを利用して行ってます。
メールがあるから、ほとんどの確認はそちらで済ませます。委員会も最近は全員集合は年数回、後はメールでといった形です。
まとめ
総会、会費の集金が終わってしまうと、月1定例会だけ。対外活動がある会長などは別ですが、書記の私は委員会役員さんより活動少ないかも…という状況です。
なぜかといえば、執行部役員は2年目3年目という方がいるので、引継の必要すらない場合も。
また、記録があるので、何をするのか、どうやってやるのかがわかりやすく、1年間どうやってやったらいいかはおおむねわかっているとうところの用です。
とはいえ、すべてが前年踏襲でもなく、不要・過多な活動はないか、委員会との連携は取れているか、外部団体への参加は以後どうするか…等常に相談し合っています。
ボランティア活動であり、『できる人が、できる時に、できることを』を合言葉にしているので、執行部役員から実施していかないとねという姿勢です。
ちなみに、会長はサラリーマン、会議は有給を使って参加です。他のメンバーもフルタイム、パート、自営業、専業主婦と様々です。
活動は担当の役割を行うのが基本ですが、担当活動の助っ人や行事のサポート活動等は分担して行ってます。日中がいい、夕方がいい等の都合もその度確認しながら。
会議も、仕事や急な予定、自分や子ども・家族の不調などがあれば、メール等で報告だけ行って不参加でも問題はありません。
PTA執行部としては、5月に承認されたばかりの新米なので、執行部活動は今後も記事としてアップしていきます。よろしく。