新年度はじまりました
新入学されたお子さんの保護者さん、進級されたお子さんの保護者さん、おめでとうございます。
いえ、ちょっと凹んだり、もやもやして更新できずにおりました。
もやもやの原因
ある記事を読んで
シノドスの記事 『大きな慣性に逆らって――父親たちの語るPTA 川端裕人×木村草太』http://synodos.jp/society/7755
長年PTAに関わり書いてきたライター川端氏と憲法学がご専門の木村氏によるPTAに関する記事。この中でPTAの強制加入問題に触れられています。
@re_ptaというアカウントでTwitterでも、子育てやPTAなどの情報交換をしています。
私がフォローしている方の中には「PTA非加入」「PTA反対」の方もいらっしゃいます。この時期タイムライン(フォローしている人たちのコメントが時系列で並んでいる画面)は「PTA、強制加入は違法」「PTAのやりかたがおかしい」「PTAはいらない」で埋まっていることもあります。
現状、いわいる『違法』と知りつつPTAの執行部をやっています。『違法』といわれることに納得もするのですが、正直悪の片棒担いでいるようにいわれているようで(直接いわれたことはありませんよ)ぺこんと凹んでいたという訳です。
特にこの時期は委員決めなどがあり、「本当はこうしたい」のに「実際は違う」ことがあり、もやもやもやもやなこともあったりするのです。
やるぞ!!といっても1人ですぐに変えることもできず、学校PTAすべてを説得する術も持っていないので、実際できることは少ないというか、この時期ほとんどないのです。
変えるなら、説得をするための説明をして、納得してもらって、規約変えて、周知しないといけないので、それなりに準備期間が必要…だと思っています。
しかし、周知するとか、理解するけど実際はできないとうことでなく、『PTAへの参加は任意』ということは違法であり、大前提なのですよね。
その狭間で、どうすんだよ!!!となっていました。
私自身は『任意加入』にしてしまって「自分の意志で選択して、PTAやってます」って方が楽だし、余計なわだかまりがなくなっていいと思ってます。
今の結論
もやもやのまま、数日過ごしていたのですが、またTwitterのタイムラインを見ていてふと思ったのです。
「あれ?私はどっちを見てる?何を気にしている?」
と。まず考えるべきは
「子どもたちの安心、安全」
で、それが第一優先なのではなかろうかと。
『違法』であるということから「違法ならすぐにでも矯正しなくてはいけないのでは」「PTAに参加することで苦しんでいる人がいる。それをなくすにはまず『任意加入』ではないのか」ということばかりに気を取られて、何が大事か忘れていたようです。
そして、現状「子どもたちの安心、安全」を考えた時、やはり学校と保護者は意思の疎通がとれて、動きがスムーズな方がいいなと。
そのためには、「教員と保護者が学び合うことで、児童生徒に還元する」のが主旨のPTAも役割があるのではないかと。
個々の保護者がそれぞれの考えや思いを、学校に個々に伝えることもできますが、安心して過ごすことや安全に登下校を行うための仕組みは保護者の代表として集まった者が『PTA』という同じ立場の教員とともに、相談したり実行する方が数段早く、すべての子どもに行き渡ることもあるのではと。
そのような結論に至って、『違法』ということは頭の隅におきつつ、今年度のPTA活動をすることにしました。
よくよく見渡せば、「できる人ができる時にできることを」を掲げてきた娘の学校PTAは、活動をする保護者は少なくとも『任意』で行っています。
「無理をしないで」ということから、委員会、執行部定例会の欠席は連絡さえ入っていれば難しいことではなくなってきています。
保護者の声も委員さんなどを通じ、委員会や執行部に届きやすくなっていると思います。
何よりPTAが以前よりわかりやすくなったおかげで、「開かれた」「活動しやすくなった」「行事ごとなどで、参加できれば参加したい」という声も上がってきました。
より、役員決めなどの際に「できるかな」「やってみようかな」と多くの保護者が考えられるように、そして「今年はできません」といえるようになるといいなと、そのための仕組みがあれば、あげていきたいと思っています。
新年度から字だらけでなく、もう少し軽い感じでブログを書ければと思っていたのですが、どうにも堅苦しい話になってしまいました。
今回はこれくらいにして、次回新年度の動きなど、書きたいと思います。